障害年金アドバイザー
愛知県
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愛知県
学生時代の経験
愛知県で年金相談のプロフェッショナルとして活躍している都築 伸佳さん。
オンライン上で障害年金の申請書作成サポートを開始した理由と、そこに至るまでのキャリアをお聞きしました。
- どのような学生時代を過ごしていたのですか?
「愛知県常滑市で学生時代を過ごしました。思い出としては、高校生の時に交換留学生などでオーストラリアに2回旅行に行ったことですかね。その時のツアーコンダクターから聞いた、『旅行は一人で行っても面白いよ。』という言葉が耳に残り、大学生になってからは、アルバイトをしては長期休暇に海外一人旅をするようになりました。」
- すごく羨ましいです。どこに行かれたのですか?
「イギリス、スイス、ドイツなどのヨーロッパ各国からシンガポールやタイ、ニュージーランドなどのアジア圏まで、様々な国を巡りました。当時はインターネットも普及しておらず、スマホもなかったため、往復の航空チケットだけ購入し、現地でその日に宿泊するホテルを探していましたよ。」
- 青春を謳歌されていたのですね!その後の進路はどうされたのですか?
「大学の経済学部からそのまま大学院に進み、その後、企業に就職をしました。総務人事に配属され、5年ほどその仕事に従事する中で社会保険労務士の具体的な仕事を知り、自分も取得しようと思ったのです。」
年金事務所での気付き
- 社会保険労務士の資格はいつ頃取得されたのですか?
「30代半ばに資格取得・開業をし、36歳の時に年金事務所で年金相談の仕事を始めました。少しづつ勤務日数も増えていき、毎月15〜20日間ほど入る月も珍しくなくなってきました。1日あたり約12名の相談を受けますので、これまでに1万人以上の年金相談・手続きを経験してきました計算になります。」
- 1万人以上!? 具体的にどんな仕事なのでしょうか?
「多くの相談は、在職老齢年金か障害年金の申請についてですね。そして、就労していた外国人が帰国する際に支給される年金一時金の相談です。」
- 外国人の年金相談もあるのですね。
「はい。技能実習生や特定技能外国人が、帰国に向けて通訳や上司と共に3名で相談にいらっしゃるのですが、お待ちいただくことが多く、その光景を見る度にその方々の時間がもったいないと感じていました。それをきっかけにして、よりスムーズに対応できるようブラジル人の公用語であるポルトガル語を勉強し始めたのです。」
- 学生時代の海外旅行経験からも、外国人は身近な存在だったのでしょうか?
「そうですね。他の人よりは彼らが異国の地で暮らす難しさがイメージできていたかもしれませんね。」
現在の取組み
- 最近は法律をアニメーションを用いて説明しているとお聞きしました。
「はい。労働法や年金などは複雑で難解なんですよね。日本人に日本語で年金の説明をしても伝わらないことがあるのに、外国人の方々にとってはほぼ理解できないですよね...。そのためにアニメーション動画の勉強をして、最近は自分自身で制作できるようになったのです。」
- WEBサイトに掲載されているアニメーションは、ご自身で制作されているのですか?すごい!!
「現在は障害年金の支給についてのコンテンツを制作しています。それに加えて、ハラスメントなどの法改正についても掲載していく予定ですよ。就業規則の中の解雇事由や安全管理など、一つ間違えると解雇されたり労災などの怪我につながる部分については、より分かりやすく伝えていく必要があると思っています。」
- 読者の皆さまも、是非、以下のアニメーションをご覧になってください!
今後のビジョン
- 今後のビジョンを教えてください。
「障害年金に関わる手続きをオンライン化して、時間の短縮を図ることです。現在の申請の流れはすごく時間がかかるのです。」
- 具体的にはどういった流れなのでしょうか?
「まずお客様の元にお伺いして、委任状を書いていただきます。我々社会保険労務士はその委任状をもって年金事務所で年金保険料の納付要件などを確認し、問題がなければ再度お客様の元に足を運び、書類の記載方法などを説明します。その書類が揃ったら、ご自身で年金事務所に行き、障害年金申請をします。その申請が通り、障害年金が振り込まれたら、社会保険労務士に手数料をお支払いするという流れです。」
- 確かに何度もやりとりが必要なのですね。
「障害年金の申請において最も大切なポイントは『病歴就労状況等申立書』を正確に記入することなのです。その書類を申請者ご自身で記入し、私がオンライン上でチェックやアドバイスをした上で申請するフローにすることで、時間と労力が圧倒的に短縮されるのです。」
「障害年金の申請に時間をかければかけるほど、支給日が遅くなってしまいます。私は障害年金のオンラインチェックサービスを通して、障がいをお持ちの方やそのご家族の方の支えになればと思っています。」
外国人労働者や、障がいをお持ちの方などの気持ちを考え、自分自身でできることは何かと問い続ける都築さん。
その根底には、海外一人旅の過程で経験した苦労があるのかもしれません。
その想いとサービスは、時間と場所を超えて、どこまでも広がる可能性を秘めています。
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https://tsuzuki-bomdia.jp/